(44)『企業経営の羅針盤「経営方針書」』
経営者・幹部のマネジメントは、日、週、月、四半期で計画通り実行されているかどうかを日常的にチェックし、計画と実績にズレがある場合は原因を究明し、軌道を修正することにある。年間の目標、行動指針を記述した『経営方針書』はまさに企業経営の羅針盤と言えよう。
方針書の内容
- 1.新年度スタートに当たって(あいさつ)
- 2.経営理念、社是、スローガン
- 3.社員実践訓、幹部心得
- 4.前年度の反省
- 5.会社の基本方針
- 6.中期ビジョン・計画
- 7.年度計画
- 8.部門方針・計画
- 9.年間行事スケジュール
方針書を徹底するポイント
- ①決定事項は当日中に全メンバーに連絡する。口頭より書面。
- ②メンバーが理解しているか否か復唱させる、全員で読み合わせる。
- ③即、行動を起こさせる。今大切なことは諭し、理解させることよりも、行動を変えさせることである。
- ④実行させた第1日目に行動の結果を報告させる。2日目以降も同じく結果報告させる。
- ⑤1週間で明らかに行動を変えさせることである。1週間で変えさせることができたか否かが方針徹底の一番のポイントとなる。
- ⑥評価をする。良かったことを即全員に伝える。行動を善循環に持っていくためには、悪い点を指摘するよりも、良い点を誉めることである。