(41)『楽しくなる!目標管理制度』

1.目標管理の本質を理解せよ

『人はどのような状態の時に動くのか?ヤル気・意欲をもって仕事に取り組むのか?』
本人の性格や能力よりも「やり方・引き出し方」が有効的ではない場合が多い。
「人が自らの意思で動く」時は『方針に従って自ら計画を立て、チェックし、改善し、目標達成に責任を持つ』時である。
そこに社員の喜び・利益・創造的価値が生まれ、チーム・組織の活性化につながる。

人間の欲求5段階(1.生理的欲求 →2.安定欲求 →3.社会的欲求 →4.自我の欲求 →5.自己実現欲求)で言えば、社員の欲求を3から5へ自然に向かわせる目標管理制度を構築することが求められる。

2.成果の上がる目標管理制度の導入手順

(1)自分の立場・役割・主任務を明確にする。
(2)この1年でやるべき経営方針と連動した重点目標を、所属長と話し合いの上で設定する。
(3)目標管理を個人別に分類したノートを携帯し、本人による推進・実践活動を実施する。
(4)本人自ら半期の評価を実施する。
(5)上司とのフィードバック面接を実施し、成長対話を図る。
(6)評価結果を給与・賞与・昇格・昇進に連動させる。

このように、何も奇をてらったものでもなく、難しいシステムでもない。
現状の目標管理制度を自社の経営方針・品質方針などの方針管理を主体として、個人あるいはチームの成果配分にまで連動させ、一般社員が自主・自立性をもってウキウキ、ワクワクと楽しくなるような制度でなければならない。

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