(24)効果的な業務改善策
1.業務フロー(流れ)に沿って現状認識を行う
- ・現状の業務フローに沿って、問題点の整理や原因分析を行う。大切なのは、業務の流れに沿って行うことである。これを場当たり的にやってしまうと、部分最適に陥り、本来あるべき姿が明確にならない。
- ・「調達物品の選定」→「仕入先の選定」→「発注方法の選定」など、一連の購買業務フローに準じて問題整理と原因把握を行う。
2.メンバーの意識改革
- ・従来の方法に疑問を持ち、さらも業務改善の目的をよく理解し、何をどのように改善すれば良いのかという問題意識を持たせることも重要だ。問題意識のない人間に、問題を指摘できるはずがないからである。
3.現状認識を踏まえて改善策を打つ
- ・改善策を策定する時のポイントは、次のように要約される。
- (1)実際に運用できるレベルで策定する
- (2)費用対効果がどのように変化するのか数字でとらえる
- (3)1つの業務改善から、相乗効果が出せないか深く考える
具体策を策定したが現場で使えなかったり、管理方法が不明確でチェックが行われていないなど、現場で使える対策でないといけない。